中災防より「中小企業無災害記録証」授与

プレスリリース:2008年2月25日

労働安全衛生活動は、品質管理・環境保全・製品安全につながる!
中災防より「中小企業無災害記録証」授与
  プリンス電機株式会社(本社:横浜市鶴見区、社長:寺嶋之朗)は、中央労働災害防止協会(中災防)より第一種無災害記録達成で表彰され、「中小企業無災害記録証」(努力賞)を授与されました。

  プリンス電機株式会社は、中央労働災害防止協会の「中小企業無災害記録証授与制度」へ、社団法人神奈川労務安全衛生協会を経て、業種:電気機械器具製造業、規模区分:50人~99人の無災害記録800日(実動日)で申請していたところ、第一種記録達成で表彰され「中小企業無災害記録証」(努力賞)が授与された。今回申請した無災害記録は、2004年4月24日から始まり2007年8月9日での800日(実動日)であるが、2008年2月25日現在で927日(実動日)となっている。また、それ以前の記録は485日で、2004年4月23日に通勤時の交通災害でストップしていることが残念だが、労働安全衛生の無災害記録を継続するためには、社員と企業が一体になった教育・訓練や継続的改善への取組みと意識が重要になる。

  プリンス電機株式会社は、ISO9001(品質マネジメントシステム)、ISO14001(環境マネジメントシステム)を認証取得。そして、今回の無災害記録達成への礎となったOHSAS18001(労働安全衛生マネジメントシステム)を認証取得し、
3つのマネジメントシステムを取り入れた企業活動をしている。
  顧客満足の品質管理、地球満足に貢献する環境活動や技術、そして、労働安全衛生での社員満足を目指し、社員が業務や企業活動を通し、自らの手で継続的に改善できる3つのマネジメントシステムとして運用。特に労働安全衛生は働く社員にとって重要なことは言うまでもないが、企業経営にとっても重要であり、安全で衛生的な職場での安定した生産は、納期や品質面にも影響を与え、安全な製品の製造にも関係する。また、身近な職場環境の改善は、社員の環境意識を高め社会的な環境配慮へも展開するなど、全てが関連して相乗効果を産みだす事を全社員に理解してもらい協力してもらうコミュニケーションを重視した活動をしている。その一つの成果として今回の無災害記録があると考えられる。
  社内には各部門から、各階層からの人員で構成された労働安全衛生委員会があり、リスクの抽出からリスクアセスメント・リスク改善・残存リスクの管理等の活動を行ない、具体的な現場でのリスク低減に継続的成果をあげている。OHSAS18001を認証取得した初年度の2003年度では、ヒヤリ・ハットや現場巡視からのリスクが274件抽出されたが、今年度の2007年度では約1/7の38件となった。
  高橋 労働安全衛生委員長(本社工場長)は、2月の全社朝礼で中央労働災害防止協会より表彰され「中小企業無災害記録証」(努力賞)を授与された事を全社員に報告した。この中で、労働安全衛生方針(※1)を設定し、OHSAS18001を2003年10月7日に認証取得、労働安全衛生マネジメントシステムを運用し始めてから危険源として抽出された全リスク件数は約500件に上り、また、重要リスクの主な対策を完了していることを報告し、労働安全衛生対策への労力と費用は相当なものであったと考えるが、結果として無災害800日の記録を達成し表彰をもたらしてくれた事は、社員にも、会社にも大きな成果であったとして、社員と経営の協力に感謝の意を表した。
(※1)『 労働安全衛生方針:プリンス電機株式会社は特殊蛍光ランプの製造工場として、労働安全衛生に配慮した製造・販売活動を行います。労働安全衛生マネジメントシステムを会社経営の最重要課題のひとつと位置付け、このための仕組みづくりをOHSAS18001に沿って行い、労働安全衛生リスクの低減、労働安全衛生マネジメントシステムのパフォーマンスの向上に努めます。 』

  弊社では、今後も労働安全衛生活動を継続し災害ゼロの安全で快適な職場づくりから、社会貢献ができる企業活動をしていきたいと考えております。心より皆様のご指導・ご鞭撻をお願い申し上げます。

ご参考

●「中小企業無災害記録証授与制度」:労働災害のない安全で快適な職場で働くことが、仕事に従事する全ての人々とその家族の願うところであるにも関わらず、労働災害はいまなお多数発生して、中でも中小規模事業場での災害発生率の高さが指摘され、中小企業における安全衛生水準の向上が強く望まれている。中央労働災害防止協会(中災防)の「中小企業無災害記録証授与制度」は、中小企業が自主的に安全衛生活動を進める上での目標となるように、社員数や業種などによって表彰の無災害日数が決められていて、社員と経営者が一丸となって安全衛生活動を進め、無災害記録を達成した事業場に無災害記録証を授与する制度。( 詳細は中災防 ホームページ http://www.jisha.or.jp/ )
●OHSAS18001(労働安全衛生マネジメントシステム):企業が効率的に労働災害のリスクを管理・運営していくための仕組みが労働安全衛生マネジメントシステム。労働安全衛生を設備投資等の“ハード面”だけではなく、人の側面を考慮した“ソフト面”を含めて、災害の“事前予防”を行うことのできる経営管理の仕組みを構築するための基準として、OHSAS18001認証規格があり、この基準での体制整備し第三者認証機関による認証取得を受ける。
●リスクアセスメント:リスクアセスメントとは、労働災害を事前に予防するために、危険源を洗い出し、その危険性(リスク)を評価(アセスメント)する。労働安全衛生対策を考えていく際に、リスクアセスメントを行い、改善の必要性や優先順位をつけていく。※危険源とは、将来的に災害発生に繋がる可能性のある危害の潜在的な源。

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