技術紹介｜プリンス電機

欧州では広く普及しているT5スリム蛍光灯。
一般蛍光ランプよりも管径を細くすることで、ランプ電流を4 2 0 m A →110 m A（170 m A ）に絞れ、ランプ電力を下げることが可能となります。
たとえば現在一般市場で使われている40形直管蛍光灯を約3億本と想定し、すべてをT5スリム蛍光灯の省ラインに替えた場合、年間に243億kWの電力を削減できる計算です。

当社試算
2016年40形直管蛍光ランプ販売実績約1億 2016年40形直管蛍光ランプ販売実績約1億本より、この3倍の約3億本が市場で使用されていると想定、省ライン消費電力： 24W（定格点灯）、一般蛍光灯消費電力： 51W、年間点灯時間：3,000時間、T5スリム蛍光灯は多灯用専用電子安定器を使用、電源電圧200V。（2016年40形直管蛍光ランプ販売実績は（2016年40形直管蛍光ランプ販売実績は日本電球工業会発行電球類年間生産・販売統計より）

省エネ53% ランプ効率110ℓm/W 明るい省エネエコ時代を拓くT5スリム蛍光灯

省ライン専用電子安定器50％レスタイプを使用した場合、最大53％の省エネ効果。同様に省エネ30%レスタイプでは明るさも6％向上します。
さらにランプ効率もクラストップレベルの10ℓm/Wを実現しました。

プリンス電機のさらなる工夫低温下の冷凍・冷蔵ショーケースも、明るく省エネ

プリンス電機の技術は、低温下でも高い省エネ性能を発揮します。
冷凍・冷蔵ショーケース用照明として現在多く使われているT6蛍光ランプ（管径20mm）をT5蛍光ランプ（管径15.5mm）に替えることで明るさアップ、さらに高効率電子安定器との組合わせで省エネ化を提案します。

年間消費電力：消費電力×3,000時間×100灯÷1,000
電気代：27円/kWh※　※電力料金目安単価27円/kwh（税込）（消費税8％計算）
・1店あたり平均2,000本使用と想定
・CO2排出係数：0.43kg-CO2/kWh（平成22年8月環境省発表資料「我が家の環境大臣事業」における環境家計簿より）
・年間使用時間8700時間として算出（当社測定）
・T5スリム蛍光灯は多灯用専用電子安定器を使用。電源電圧200V。
従来型電磁安定器消費電力は当社調査による。

プリンス電機は、天井照明用だけでなく、精肉・鮮魚などの生鮮食品のみずみずしい新鮮さを再現する技術に高い評価をいただいています。
下記の分光エネルギー分布図をご覧ください。
波長に合わせた相対分光出力を照明する食品に合わせて的確に調整していることがおわかりいただけます。

半世紀におよぶ照明技術の実績

プリンス電機の演色技術は、日本のスーパーマーケットの発展と共に歩んできました。食材の寒味・青味をピンポイントで立体的に照明し、素材そのものが待つ「美味そうな色合い」を再現をしつつ、容器は潔癖感のある白を際立させる。
「期待食」を一致させることを、心理的なアプローチも不可欠なのです。

プリンス電機のさらなる技術　演出＋エコロジー

そして現在はエコロジーの時代、食品照明用蛍光灯にも、省エネ技術・省資源技術を活かしたショーケース用Tスリム蛍光灯をラインアップしています。
T5スリム蛍光灯は、その省エネ性・潔色性とともに、スタイリッシュなフォルムがデパ地下やエキナカなど高級感のある売場とも●●的な相性が良いと好評です。食品売場にプリンス電機のT5スリム蛍光灯をぜひご採用ください。

省エネルギーとともに、地球資源の有効利用がさけばれる現在、Ｔ5スリム蛍光ランプは省資源・省廃棄物にも貢献する製品です。
管径15.5mmＴ5スリム蛍光ランプは、管径32.5mmの一般蛍光ランプに対し1/2以下、ガラス使用量も約58%削減しています。
また現在国内で廃棄される蛍光ランプを質量換算すると、総質量は約2万4千トンと推定。すべてがＴ5スリム蛍光ランプだった場合、総質量は約1万トンに。 1万4千トンの廃棄物が削減されることになります。

T5スリム蛍光灯はCO₂の排出も削減します。

さらに国内で一般的に使われている40形直管蛍光灯を約3億本と想定し、すべてを省ラインに換えた場合、年間のCO2排出量は1,045万トン削減され、地球温暖化につながるCO2削減に大きく貢献できます。

プリンス電機のさらなる工夫「リニューアルキット」で既設器具を再利用

使用本数の多い天井照明を省エネ型にすることで、大幅な省エネ・CO2 削減が見込めますが、照明器具の付け替えに伴うイニシャルコストと使用済照明器具の廃棄が普及のボトルネックになっていました。
そこでプリンス電機は既設の器具を再利用できるリニューアルキットを開発。既設器具の本体と反射笠を再利用できるので、付け替えに伴うコストも廃棄物も削減できます。